横浜コミュニティデザイン・ラボ スタッフブログ

横浜市中区に拠点を置くNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボのスタッフによるブログです。

【インターン日誌】国際平和映像祭で横浜市国際局長賞を受賞した高橋渉さんと関山誠局長を表敬訪問 10月4日(水)

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ラボインターンの鈴木ゆりりです。

 

2017年9月18日にJICA横浜で開催された国際平和映像祭で「なんとかしなくちゃ賞」「横浜市国際局長賞」を受賞した高橋渉さんが、国際平和映像祭の理事も務めている杉浦さん(横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事)と共に横浜市国際局長を表敬訪問しました。私も同行させていただきましたので、ご報告させていただきます。

 

高橋さんの作品「Hidden side of Gold」は、インドネシアロンボク島が舞台になっています。この地域では2006年に金の鉱脈が発見され、水銀を使用した小規模な金採掘が行われていますが、水銀の影響が島民の健康状態に及んでいるという問題があります。高橋さんの作品はこの問題に焦点を当てたものでした。

インドネシアロンボク島。この島では2006年頃に金の鉱脈が見つかってから、小規模金採掘による水銀汚染が深刻化している。その現状と、未来を見つめる少女を切り取った。youtu.be

 

10時に国際局の前で高橋さんと合流し、半ば緊張な面持ちで関山誠国際局長のいる部屋へ向かいました。

 

まず、杉浦さんからの国際平和映像祭の概要説明。「今後この映像祭をさらに拡大していきたい」気持ちを局長と共有しました。

 

高橋さんが代表を務める慶應義塾大学公認団体「S.A.L.」の先輩たちの活動とラボは、以前から緩いつながりがあるようで^^そして、国際局のPR動画は慶応大学と協働して作ったようで^^つながっていますね。

salkeio.com

youtu.be

Yokohama Rhythms (3min)

この動画は、横浜市政策局国際政策課と、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が協働で制作しました。(横浜市国際局:横浜市プロモーション動画)

 

 

お話は、なぜ高橋さんが動画制作に至ったのかということに。

環境情報学部の水俣学専攻の高橋さん。先輩の論文が、すごくよく書かれてていたのですが、どこか切り貼りのように感じて、「実際に行って確認してみたい」と感じたのが、水俣についてのドキュメンタリー制作に繋がったとお話していました。

 

そして「平和」について。

関山さんは、世界とのつながりを持つ国際局として「平和」を目指していると仰っていました。今普及し始めているSDGsについては、横浜の都市づくりの面と、世界との関わりという面2つがあるといいます。ただ、SDGsの普及においては、「使い方を間違えないようにしないと。いいように使われてはならない」と慎重な意見。私もそうだと思いました。

 

「片方の足は海外に置き、もう片方は自分の町に」ということも仰っていましたが、それがSDGsを進めるにあたってのポイントでもあると思いました。そして、それこそ「Think globally, Act locally」という言葉で表すことのできるものなのではと思いながら、聞かせていただきました。国際局だからこそできることがある、かっこいいなぁ、と思ったのでした。

 

杉浦さんは、最後に「横浜だからこそできる」と締めくくりました。国家同士ではなく、都市間・地域同士でのつながりや市民同士の交流が大事だよねとなっている今、海外との都市間交流がさかんで、外国人が多く住まう横浜が、海外を意識しながら、世界そして市民の「平和」を考え、「平和」の発信地を目指していこうという思いが、共有されました。

 

今後、国際平和映像祭が形を変えながら、さらに発展していく予感が伺えました(^^)

www.ufpff.com