横浜コミュニティデザイン・ラボ スタッフブログ

横浜市中区に拠点を置くNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボのスタッフによるブログです。

NPOの事務をHackしてみよう会議。その2:非営利団体の会計をfreeeのNPO法人対応から考えてみる

 全国の非営利団体事務局のみなさま、

総会ラッシュシーズンをいかがお過ごしでしょうか。

鮫肌です。

 

決算、理事会、監事監査、委任状回収リレーと忙しい中ですが、

カレー食べてがんばりましょう。

 

【ラボカレー参式:宮島母さまの特製夏カレー】学びづらさ、生きづらさを抱える人たちが、自分のままでいながら社会とつながれる場所、アンブレラ関内を横浜の都市部に作ろうとクラウドファンディングに挑戦中の、当団体理事でもある宮島さんお手製トマトカレー。自分たちの子育て感を語りながら、これからのアンブレラ関内について考える作戦会議でふるまわれました。トマトにナスにズッキーニと、元気な夏野菜がいっぱいです。野菜の中から顔を出す厚めのベーコンにほくほくします。横浜コミュニティデザイン・ラボのお母さんの愛がつまった味に、参加された方も立場や身分を越えて、一人の母、父、その子どもとして自分らしく、なごやかに語りあいました。

横浜コミュニティデザイン・ラボさん(@yokohama_lab)が投稿した写真 -

 

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Fashion×Fabな、フランス帰りのインターン。長谷川くんの自己紹介。

 はじめまして。FabLabKannaiインターンとして、

これから3か月間働かせて頂く事になりました。

長谷川祐輔と申します。今は都内の大学の芸術学科に通っています。

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自己紹介ということで、ここに至った経緯をお話させてもらいます。

 

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社会的企業家イノベーション工房 「SHIFT lab(シフトラボ)」始動〜ヒト・コト・マチを社会的企業家とともに創る〜

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NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボは、日本最大のソーシャルビジネス企業・団体の業界団体である一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク(本社:東京都港区、代表理事:藤田和芳)とソーシャル・マーケティング専門のプロデュース・ファームである株式会社ソシオ エンジン・アソシエイツ(本社:東京都港区、代表取締役社長:町野弘明)が本日プレオープンした、「SHIFT lab(シフトラボ)」プロジェクトに協力しています。

http://www.shiftlab.jp/

 

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「NPOってなんですか」ときれいな目の若人に聞かれた、NPO姉さんのはなし。

実家の笹川一族では末っ子なのに、大学生インターンの多い職場では

お姉さんな鮫肌です。

とりあえず、若い子みかけたら「あめちゃん食べる?」と若干液状化した

黒飴を渡しています。

  

私が働いております、横浜コミュニティデザイン・ラボは、

「何でもアリのまちづくり研究所」でして、

私もお茶だしから経理、人事の対応、

さらにはバックヤード&リレーションシップのシステム構築まで、

幅広く業務をやっています。

 

仕事/私生活と切り分けるのではなく、生きもののように、

二つの時間が連綿とつながっています。

 

生きるための対価を得る場所と職員の自分も日々研究して、生きている現場が

同じというとてもしあわせな環境で暮らしています。

 

そんな生活の中で、大学生の方から聞かれました。

「ささがわさん、NPOってなんですか?」

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 回答のために、wikipediaの見解を引用してみます。

「特定の公益的・非営利活動を行うこと」(内容は特定非営利活動促進法#法における定義を参照)を目的とする法人である。「非営利」とは、団体の構成員に収益を分配せず、主たる事業活動に充てることを意味し、商業活動を行うこと等の収益を得る行為を制限するものではない

引用:特定非営利活動法人 - Wikipedia

 ちょっとむつかしいので説明すると、

「事業をして、それにかかったお金(材料費とか、備品代とか)を残ったお金を、

会員さんに分けないこと」がNPOの条件です。

株式会社など、いわゆる「営利団体」ですと、上に書いたようなお金は、

株主さんなどに配当金として還元します。

そうした行為を行なわず、次年度の予算として組み込んでいくことが

NPOの大原則です。

 

でも、この回答って雲をつかむような、というか何だか分かったようで

分からないものだなと私は思っています。

 

私たちの団体に、自分の時間を使ってきてくれて、一緒に仕事をしてくれる人に

こう答えるのは、真摯じゃないなと自分は思ったわけで。

ぬーんと考えた結果、私はこう答えました。

 

「コンバージョン(=最終的な成果)が「購入」である必要がない団体、かなぁ」

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私は、新卒でWEBの媒体社におりまして、インターネットサイトでの記事広告や、

アプリ内でのメッセージ配信アカウントの提案や運用に関わってきました。

 

その仕事の中でよく言われたのが、「ユーザーとの関係性が広告における要だ」

ということでした。

単に、「私たちの商材を買ってください」とメッセージを出すのではなく、

お客さんと仲良くなって、提供する商品/サービスを愛してもらう、ということですね。

 

ただ、その文脈にも私は疑問を持っていました。

 

「ユーザーと仲良くなる」といっても最終的には、企業では商材を買ってもらわないと

企業体としての維持ができなくなる。

であるならば、企業が最終的に求められるのは、

ユーザーに「購入」してもらう、「お金」という対価をいただくという

ことのみなのではないだろうか。

 

それ以外の「対価」を求めることができるのが、

NPOが存在する意味なのではないかと私は思っています。

例えば、地域の祭で一緒におみこし担いだ後のビールのおいしさとか、

近所のおばあちゃんと植えた、花壇のチューリップのきれいさとか、

そういうものを「対価」にできるのが、NPOなのではないかと思っています。

 

でも、1点だけ気をつけておきたいなと思うのが、

「ボランティアを依頼する側(=NPO団体)が「お金以外の対価の存在」に甘えない」

でいたいなということです 。

 

人のきもちや優しさといった、「お金にならない」ものは、

数字で表しづらいと感じています。

そうした 客観的に測定することができないものを、

他者がどう感じているかを「自分」や所属する「団体」が計測している。

どうしたって、考え方の癖は入ってしまうわけで。

その志向性に気を払う必要が、「好意」による行動をお願いする側には

あるのではないか、と思っています。

 

ボランティアであれインターンであれ、時間と労力をかけてくれる人たちと

同じ目線を共有することに、団体としても労力をさくこと。

 

お願いする作業がどんなことで、それが団体にとってどんな意味を持つのか、

きちんと、団体の側から説明すること。

 

さいごに一番大切なのが、いっしょにおしゃべりして笑える環境を作っておくこと

なのかなと思ってます。

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 「一緒に、この課題をなんとかしたい」、「なんか、この団体おもしろそう」と

思ってくれた人と、団体がもっとしあわせにつながって

社会がもっとゴキゲンになるといいなと思う日々です。

 

そして、そのことは今まで計れなかった/計ろうとも思わなかった、

いわゆる「人と人との対話(非言語含む)」を計ることによって、

何かしらのヒントがあるのではないか。

 

そんなことを考えて、実験することが実は私のこの職場での裏研究テーマです。

経理なんて、まさにその1つのツールですねぇ。 

 

で、なんでこんなことをお話したかといいますと、

私たちの団体でも、ローカル/ソーシャル/グローバルにグッドな行動を

起こしていく仲間を募集中でして。

 

その仲間作りのイベントを今週予定しています。

 

個人的には、活動するシェアオフィス、さくらWORKS<関内>の

お掃除をゴキゲンにやるフェスがやりたいなと思ってます。

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この辺のPCをつないで、めっちゃ速いコンピュータ作って、

グラフィックがどぅるどぅる動くゲームで遊ぶなど、

この「ゴミの山」を遊べる作戦会議なんておもしろいんじゃないかと

妄想してます。

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 なぞの木もあります!

素敵なアイディア、一緒に考えましょう。

 

 

【 Key👉 マスコミ 】 ~新米インターンよ、現場から学べ!!!~

みなさんこんにちは!

今月から横浜コミュニティデザイン・ラボで
インターンをさせて頂いている前田知美です。
よろしくお願いします!

初日からたくさんの素敵な出会いや経験をさせて頂きましたので、
紹介したいと思います(^^)

今回は「神奈川県ユニセフ協会」さん、
「ラジオ日本」さんの2つについてリポートさせて頂きます!

文章は書き慣れていないため、どうか暖かく見守って頂ければ...
インターンを終える頃には
「え、別人が書いたんじゃないの!?」と言っていただけるよう頑張ります~!

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NPOの事務をHackしてみよう会議。その1:NPO経理ことはじめ

最近、インターンの皆さんのブログ投稿が増えて、大変幸せな鮫肌です。

彼/彼女らに「書く時のルールを教えてください」と言われたときに、

「うそをつかない・業務上横領をしない。以上」

と答えて、皆さんを混乱させている今日この頃です。

 

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