横浜コミュニティデザイン・ラボ スタッフブログ

横浜市中区に拠点を置くNPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボのスタッフによるブログです。

「LIFULL HOME'S PRESS」に横浜コミュニティデザイン・ラボの取り組みの取材記事掲載

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11月13日に、ライフルの「LIFULL HOME'S PRESS」に横浜コミュニティデザイン・ラボの取り組みの取材記事が掲載されました。

そのNPO法人の名前は「横浜コミュニティデザイン・ラボ」。まちづくりに関する調査・研究・コンサルティング事業、コミュニティビジネスの研究>LIFULL HOME'S PRESS>及び開発に関する事業、市民メディア・ソーシャルメディアに関する調査・研究・実践などを行うほか、よりよいまちづくりを実現するための活動も積極的に行っている。

▽ヨコハマを舞台にした「自分ゴト」のまちづくり。市民の力を集め未来を創る「横浜コミュニティデザイン・ラボ」の取り組み(LIFULL HOME'S PRESS)

https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00718/

公開トーク「弱者が社会的弱者にならないためには?〜日本とアジアの障害者から学ぶ〜 タイのサオワラックさんをお招きして」@泰生ポーチ開催リポート

 横浜コミュニティデザイン・ラボインターンの鈴木ゆりりです。10月19日(木)に泰生ポーチで開催さた公開トーク「弱者が社会的弱者にならないためには?〜日本とアジアの障害者から学ぶ〜 タイのサオワラックさんをお招きして」に参加しました。 

 会場では、神奈川県ユニセフ協会の協力で「障害のある子どもたちへのユニセフ支援」パネル展も開催されました。

www.facebook.com

公開トーク「弱者が社会的弱者にならないためには?〜日本とアジアの障害者から学ぶ〜 タイのサオワラックさんをお招きして」
主催 野毛坂グローカル、横浜コミュニティデザイン・ラボ
協力 神奈川県ユニセフ協会
場所 泰正ポーチ(横浜市中区相生町2)

 ◇背景

 バニラエアによる車いすユーザーへの対応が問題になるなど、障害者を差別しようと考えているわけではないにも関わらず、結果的に障害者への差別、権利侵害となることが行われています。「ふつう」と「ふつうではない」人を区別して「ふつうではない」人を知らない間に排除している社会や私たち。障害を持っている・持っていないに関係なく、誰もが違いを受け入れ合う社会とはどのような社会なのかについて、障害のある人の権利の保護と社会参加の機会平等をめざす世界的な当事者団体の「障害者インターナショナル(DPI)」アジア太平洋ブロック事務局長であり車いすユーザーであるSaowalak Thongkuay(サオワラック・トーンカイ)さん、海外で障害者など社会的に弱い立場である人の支援に携わってきた経験をもとに、現在は横浜市西区野毛山で「(「ふつう」「ふつうではない」区別せず)誰でも」が気軽に集うコミュニティスペース運営を行う奥井利幸さん、横浜コミュニティデザイン・ラボ理事の宮島真希子さんが中心になって、参加者でお話しました。

 

◇内容

18:30~ 横浜コミュニティデザイン・ラボ理事 宮島真紀子さん挨拶

      参加者自己紹介

18:55~ 野毛坂グローカル 奥井利幸さん 「弱者と社会的弱者」について

     DPI事務局長 サオワラックさん お話

20:00~ 宮島さんお話 意見交換

 

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 まず、横浜コミュニティデザイン・ラボの理事である宮島真紀子さんから今回のイベントの趣旨説明がありました。その後に、参加者の方々の自己紹介が行われ、大学生や役所の方、NGONPO職員、福祉関係の仕事をされている方など10数名が泰正ポーチに集まりました。

 

 奥井さんのお話は、弱者と社会的弱者のちがいを考えるという切り口から、「弱者」となる原因が個人にあるのか、社会にあるのかを「妊婦さん」「目が悪い人」などを例に挙げて考え、そして平等と公平との違いを考えるという内容でした。 

 次にサオワラックさんからDPIがどのような団体であるのか、障害者が社会参加を行うにはどのような種類の「バリア」があるのか等のお話がありました。

 最後に、宮島さんからお二人のお話を踏まえてのお話があり、質疑応答を経て終了するという流れでした。

 

◇まとめと感想

 奥井さんのお話に出てきた、時代によって「弱者」が異なるというお話が印象的でした。昔は目が悪かったり、足が悪いなどが「弱者」でしたが、今は学歴がない、仕事がない、財産がないなどが「弱者」に当てはまる例を示されました。つまり、個人の特性よりも社会環境が原因となって「社会的弱者」が生まれるということ。目が悪くてもメガネがあれば、車椅子を使ってもバリアフリーな社会であれば「弱者」とならないという考え方です。障害者の社会参加のバリアを社会全体でどう軽減していくかが議論されるとのことでした。

 サオワラックさんは、社会参加のバリアを「物理的」「情報やコミュニケーション」「制度や法律」「人の気持ち・態度感覚」に分けて説明されました。できないことの種類によってバリアは異なりますが、共通して言えるのは「人の気持ち・態度感覚」によるバリアが最も根が深く、他のバリアにも関わってくることだと仰っていました。

 社会参加のバリアに一番苦しんでいる障害者自身のエンパワメント(能力強化)が必要で、能力強化された障害者が社会に発信して社会を変えていくことが必要であることを、強調されていました。

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 そして、宮島さんは「ゆっくりと人の意識を変えていくことが必要」と仰いました。正しいことでも、強く過激に主張することで、反感をかい、逆効果となる場合があるためです。 最近、環境に配慮する行動に関心のある私も、「人の意識を変えること」について考えていました。それは非常に難しく感じられ、一方で案外シンプルなものなのかもしれず、このトピックについては障害にかかわらずあらゆる問題に帰結することなのではと思いました。

 宮島さんは「日本はみんなが我慢しているから私も我慢しなければならない」と権利を主張することに反発する人が多くいるとお話していました。確かに日本にはそのような傾向があるように思えますが、一方で、徐々に声を上げるべき人が、それに気づいてきているような社会になりつつあるのではと思います。

 障害を持つ人々といってもそれぞれに個性があり、一括りにできない中で、社会という広い枠で見た時に「障害者」「マイノリティ」という分類をされてしまう社会ですが、お話を聞いていて、障害があることやマイノリティであることで社会的弱者となっている人たちがいるのは世界共通のことで、大きな横軸で団結していることに魅力や可能性を感じました。

 

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 障害を持つ人への偏見をなくしていくには、障害があるかどうかのみに関わらず、あらゆる「ちがい」を認め合って尊重していく社会であることが前提条件だと思います。そもそも同じ人間などいないので、少しの考えの違いでさえ衝突してしまいますが、ちがいを楽しめる社会へ向かうと、障害者だけではなく誰もが住みやすい社会になるはずです。このような、考えを共有し意見をシェアするイベントがあることや、そこに足を運ぶことで、少しずつ変わっていくのではないかと思いました。

 

※「障害者」には複数の表記の仕方がありますが、「障害者インターナショナル」の表記に合わせて「障害者」と表記しています。

 

鈴木ゆりり(立教大学大学院2年)

 

【インターン日誌】国際平和映像祭で横浜市国際局長賞を受賞した高橋渉さんと関山誠局長を表敬訪問 10月4日(水)

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ラボインターンの鈴木ゆりりです。

 

2017年9月18日にJICA横浜で開催された国際平和映像祭で「なんとかしなくちゃ賞」「横浜市国際局長賞」を受賞した高橋渉さんが、国際平和映像祭の理事も務めている杉浦さん(横浜コミュニティデザイン・ラボ代表理事)と共に横浜市国際局長を表敬訪問しました。私も同行させていただきましたので、ご報告させていただきます。

 

高橋さんの作品「Hidden side of Gold」は、インドネシアロンボク島が舞台になっています。この地域では2006年に金の鉱脈が発見され、水銀を使用した小規模な金採掘が行われていますが、水銀の影響が島民の健康状態に及んでいるという問題があります。高橋さんの作品はこの問題に焦点を当てたものでした。

インドネシアロンボク島。この島では2006年頃に金の鉱脈が見つかってから、小規模金採掘による水銀汚染が深刻化している。その現状と、未来を見つめる少女を切り取った。youtu.be

 

10時に国際局の前で高橋さんと合流し、半ば緊張な面持ちで関山誠国際局長のいる部屋へ向かいました。

 

まず、杉浦さんからの国際平和映像祭の概要説明。「今後この映像祭をさらに拡大していきたい」気持ちを局長と共有しました。

 

高橋さんが代表を務める慶應義塾大学公認団体「S.A.L.」の先輩たちの活動とラボは、以前から緩いつながりがあるようで^^そして、国際局のPR動画は慶応大学と協働して作ったようで^^つながっていますね。

salkeio.com

youtu.be

Yokohama Rhythms (3min)

この動画は、横浜市政策局国際政策課と、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(KMD)が協働で制作しました。(横浜市国際局:横浜市プロモーション動画)

 

 

お話は、なぜ高橋さんが動画制作に至ったのかということに。

環境情報学部の水俣学専攻の高橋さん。先輩の論文が、すごくよく書かれてていたのですが、どこか切り貼りのように感じて、「実際に行って確認してみたい」と感じたのが、水俣についてのドキュメンタリー制作に繋がったとお話していました。

 

そして「平和」について。

関山さんは、世界とのつながりを持つ国際局として「平和」を目指していると仰っていました。今普及し始めているSDGsについては、横浜の都市づくりの面と、世界との関わりという面2つがあるといいます。ただ、SDGsの普及においては、「使い方を間違えないようにしないと。いいように使われてはならない」と慎重な意見。私もそうだと思いました。

 

「片方の足は海外に置き、もう片方は自分の町に」ということも仰っていましたが、それがSDGsを進めるにあたってのポイントでもあると思いました。そして、それこそ「Think globally, Act locally」という言葉で表すことのできるものなのではと思いながら、聞かせていただきました。国際局だからこそできることがある、かっこいいなぁ、と思ったのでした。

 

杉浦さんは、最後に「横浜だからこそできる」と締めくくりました。国家同士ではなく、都市間・地域同士でのつながりや市民同士の交流が大事だよねとなっている今、海外との都市間交流がさかんで、外国人が多く住まう横浜が、海外を意識しながら、世界そして市民の「平和」を考え、「平和」の発信地を目指していこうという思いが、共有されました。

 

今後、国際平和映像祭が形を変えながら、さらに発展していく予感が伺えました(^^)

www.ufpff.com

チャレンジ!!オープンガバナンス 2017:横浜市のテーマは「シビックプライドの醸成」と「子育て世代に選ばれるまち金沢の実現」

 

データを活用し、地域課題を解決するコンテスト「チャレンジ!!オープンガバナンス 2017」の市民/学生の解決アイデア募集が始まりました。

park.itc.u-tokyo.ac.jp

横浜市からのテーマは2つ。

1.横浜市政策局共創推進課:「シビックプライドの醸成」

2.横浜市金沢区地域振興課:「子育て世代に選ばれるまち金沢の実現」

募集内容は、地域が抱える課題を具体化し、公開データや資料を活用した課題解決につながる「社会的な公共サービス」などのアイデアです。

市民が積極的に課題解決に関わるアイデアを考えてみませんか?

既存施策の改善/新施策の提案もOKです。応募締切は12月20日(水)です。

 

横浜コミュニティデザイン・ラボでは、みんなで解決アイデアを考える場を設ける予定です。
 

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横浜市 地域プロモーション

シビックプライドの醸成】

市民が自ら住まう地域への愛着や誇りを高め、地域づくりへの主体的な参画を促進するための原動力となる「シビックプライド」を醸成するためのアイデアを募集します。
横浜市は、約373万人の人口を有する大都市とはいえ、東京や京都、大阪、名古屋、福岡、仙台のようにその「礎」を中世、近世の貴族や武士階級が形づくった都市とは成り立ちが異なります。横浜は幕末開港期に星雲の志を持って全国から港町・横浜に集まってきた若き市民(横浜商人)が創り上げた都市であり、オープンで自由な風土と市民自治の伝統を持つ都市です。一方で近年、少子高齢化が急速に進み、30歳代から50歳代の働き盛りの市民の東京への流出が目立ち始める中で、2019年を節目に、市域の人口は減少に転じると推計されています。そんな中で、市民が横浜に住み続けると共に、他の地域から移住したくなる、訪れたくなる魅力ある地域づくりを公民連携で進めていくことが、より一層、重要になっています。
このコンテストでは、「シビックプライド」をキーワードに多様な市民のニーズや課題を把握し、市民相互がつながりを持ちながら、愛着や誇りを持つことができる地域をどのように育んでいくのかをテーマにアイデアを募集します。
担当部署名:横浜市政策局共創推進課

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/padit/cog2017/area/kanto.html#yokohama-shi

 

 

横浜市金沢区 子育て・家族・教育

【子育て世代に選ばれるまち金沢の実現】

人口増加が続く横浜市内において、他区に先駆けて人口減少が進む金沢区では、とりわけ20~30歳代のいわゆる「子育て世代」の転出超過が著しい。この世代の転出は、地域の高齢化や単身世帯、高齢者のみ世帯の増加を加速させ、空き家の増加にもつながっている。日本全体で人口が減少している中、金沢区を子育ての場として選んでもらい、望むだけ子供を産み育てられる環境の整備と、子育てしやすいまちのイメージ作りに取り組むことが求められている。そして、将来的には、充実した「職」「住」「遊」がそろった、働いてみたい、住んでみたい・住み続けたいまちを実現することで、区内で働く人が区内に住むようになり、区内に住む人が区内で働くようになり、人口の健全な流入・定着のスタイルを確立することを目指す。
そのような中、金沢区では若手職員を中心としたプロジェクトを立ち上げ、転出超過の原因分析と子育て世代を取り巻く状況やニーズの把握を行い、「金沢区知名度向上」「子育てしやすい環境の魅力発信」に着手することが必要との結論に至った。具体的には、フィルムコミッションへの着手、(次年度開催予定の)「子育て世代に選ばれるまち金沢PR動画コンテスト(仮)」に向けた検討を行っており、その内容や実施方法について市民や学生からもアイディアを募集したい。
担当部署名:金沢区地域振興課

http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/padit/cog2017/area/kanto.html#kanazawa-ku

 

募集内容、応募要項などの詳細はこちらから

チャレンジ!!オープンガバナンス 2017

横浜市栄区「セーフコミュニティ事前指導」

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栄区役所で9月9日と10日、オーストラリア、韓国、日本の4人の審査員による「セーフコミュニティ事前指導」が行われました。

栄区は2013年10月5日に、「WHO(世界保健機関)協働センター」が定める、安全・安心まちづくりの世界基準「セーフコミュニティ」の認証を取得しました(世界で319番目、日本で7番目)。認証後、5年ごとに再認証が行われ、栄区では2018年度が再認証の年で18年度上半期中に本審査が行われます。

事前指導では、栄区セーフコミュニティ推進協議会の「こども安全対策」「スポーツ安全対策」「児童虐待予防対策」など9つの分科会がそれぞれの取り組みを発表し、審査員との質疑応答を行いました。

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審査委員

デイル・ハンソン氏(公衆衛生博士、クィーンズランドヘルス 北クィーンズランドへき地医療トレーニング ディレクター:オーストラリア)、チョ・ジュンピル氏(アジョー大学救急医療部教授:韓国)、白石洋子氏(一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構 代表理事)、今井久人氏(一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構 代表理事 s事務局長)

 

<参考>
《 セーフコミュニティとは 》 

 セーフコミュニティとは「致命的な事故やけがは、原因を究明することで予防できる」という考えに基づき、地域ぐるみで予防活動を展開する安全・安心なまちのことです。セーフコミュニティ認証センターは、7つの指針を定め、その指針に沿った活動を継続的に行っている地域を「セーフコミュニティ」として認証しています。

 

セーフコミュニティとは,「ケガや事故など日常生活のなかで人々の健康を阻害する要因は,予防することができる」という理念によって,安全なまちづくりを進めているコミュニティ(地域社会)のことを指します。この取り組みは、1970年代後半のスウェーデンから始まり、1989年9月にストックホルムで開催された「事故・傷害予防に関する世界会議」において、「セーフコミュニティ」の概念が宣言されました。現在は、WHO(世界保健機関)協働センターが提示する7つの指針をクリアした時点で「セーフコミュニティ申請書」を提出することができ、審査を経て認証される、国際的な認証システムとなっています。

【セーフコミュニティ認証都市】世界373都市(平成28年10月末現在)

 日本では、京都府亀岡市青森県十和田市、神奈川県厚木市、長野県箕輪町、東京都豊島区、長野県小諸市大阪府松原市、福岡県久留米市、埼玉県北本市、埼玉県秩父市、鹿児島県鹿児島市滋賀県甲賀市大阪府泉大津市が認証を受けています。

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横浜市 栄区 セーフコミュニティ

【開催リポート】公開トーク「OPEN 2030 PROJECT/SDGs・未来を変える買い物とは?」

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 9月6日に「OPEN 2030 PROJECT 未来を変える買い物とは?」のイベントが泰生ポーチで行われました。企画に携わらせていただいた、インターンの鈴木からご報告させていただきます。

 今回のイベントの概要、Facebookでのお知らせ文を引用させていただくと、
SDGsをソーシャルイノベーションを起こす最大の機会と捉えて、2030年に向けて、企業・行政・アカデミア・市民セクターなど多くのセクターが関わり具体的なアクションを創りだすプロジェクト『OPEN 2030 PROJECT(代表:蟹江憲史・慶応大学教授/運営チーム:博報堂bemo!チーム)』の取り組みを紹介する公開トーク」となっています。(プロジェクト概要:http://open2030project.com/

 

 

イベントの中身は、大きく分けると
・持続可能な開発目標(SDGs)の存在を知る
・目標12の「持続可能な生産と消費の確保」に着目し、そのためのツールとしての認証マークを知る
・プロジェクト、ないしエシカル消費普及を目的とした動画づくりのためのクラウドファンディングを行っていることを知らせる
というものでした。

 

 SDGsに基づくエシカル消費の必要性を知ってもらう博報堂によるプロジェクト説明、そして認証マークからは海洋管理協議会MSC)の石井幸造さん、日本森林管理協議会(FSCジャパン)の河野絵美佳さん、世界自然保護基金ジャパン(WWFジャパン)の伊藤小百合さんからそれぞれお話いただきました。

 世界では3.5秒間にサッカー場1つ分の森林が伐採されているとの説明や、違法伐採と政府との賄賂の関係、そしてそれがテロ組織へ流れているという衝撃的なお話もありつつ、日本で積極的に認証マークを取り入れている企業の紹介もありました。

 個人的にいいなと思ったのは、キーワードの1つである「ワクワクする買い物」です。
「この商品を買うことが、地球の未来のためになる」というワクワク感。地球という1つの大きなモールにみんなで買い物をしているイメージを抱きながらの買い物。
そのような意識への変換は、厳しい審査を通過した認証マークのついている商品を購入することから始めることができます。
でも、日本は海外に比べると認証マークの認知度はかなり低い状態です。まず知ってもらうところから、消費者の意識を変えていきたいという気持ちが伝わるお話でした。

 

 「認証マークのシールを使用すること自体、資源を使うことになるのでは…?」とも考えましたが、将来、認証マークのついた製品をわざわざ買わなくても、エシカル消費を勝手にしていることになれば、いいですよね。生産者とその流通過程からかけ離れた生活をしている私たち消費者という構図が見えてきました。

 また、良い取り組みをしている生産者や企業に与えるマーク、もいいですが、「過重労働させています」とか、「違法な伐採しています」というマイナスポイントマークをつけることにすれば、どの生産者も、どの企業もクリーンな運営への見直しをせざるを得なくなるのでは、例えばドクロマークをつけるとか…。という話を、他のインターン生としていました。

 様々な背景を持つ人が「SDGs」を中心に集い、情報をシェアすることで、また新たなつながりができていました。それぞれに取り組んでいることは、実は同じ目的だったりして、そのことにこのような講演会の場でお互いに初めて知り、連携することにもなるのだなぁと思いました。

 また、今回横浜YMCAのフェアトレード商品「パヤオクラフト」を、エシカル消費に関連付けて販売させていただきました。ご協力いただいた横浜YMCAの方々、購入いただいた方、ありがとうございました。!

 今回SDGsに興味のあった私は、企画をさせていただきましたが、専門の方々の素早い段取りに、すっかり傍観者となってしまいました。自分の未熟さを改めて感じたと同時に、企画の段取りや、企画書の書き方、また講演をしていただく方々とのやりとりなどを、近くで見て学ばせていただきました。

 横浜コミュニティデザイン・ラボは、イノベーションの芽をつくり、または発見して、それをどこかとすり合わせてより良いものにしていくマッチング、そしてそのための場を作っているということを改めて感じる機会となりました。

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【実施概要】
◎タイトル:公開トーク「OPEN 2030 PROJECT/SDGs・未来を変える買い物とは?」
◎日時:2017年9月6日(水) 19時〜21時 
◎場所:泰生ポーチ(横浜市中区相生町2)
◎主催:OPEN 2030 PROJECT / NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ
◎協力:横浜RCEネットワーク推進協議会

【内容】 ※敬称略 
◎進行 
19:00-19:10 はじめに 主催者挨拶
・杉浦裕樹(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 代表理事
19:10-19:40 「OPEN 2030 PROJECT」および「未来を変える買物企画」の紹介  
・兎洞武揚/吉田裕美(OPEN 2030 PROJECT推進チーム)
19:40-20:10トークセッション:「国際認証制度の現状」
・石井幸造(海洋管理協議会 (MSC)日本事務所 プログラム ディレクター)
・河野絵美佳(NPO法人日本森林管理協議会(FSCジャパン) キーアカウント&キャンペーンオフィサー)
・伊藤小百合(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン 自然保護室 森林グループ)
20:10-20:50 パネルディスカッション「未来を変える買い物への期待」
・登壇者:石井幸造、河野絵美佳、伊藤小百合
・聞き手:宮島真希子(NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ 理事)
20:50-21:00 「OPEN 2030 PROJECT」クラウドファンディング紹介

 

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『オープンデータ・プラットフォームと公民連携シンポジウム』レポート

NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボが企画に協力させていただいた『オープンデータ・プラットフォームと公民連携シンポジウム』のレポート記事を紹介します。

 

data.wingarc.com

 

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